大学生の時、一目ぼれしてジャケット買いした1枚のアルバム、
表紙を開くと、まずその女の子と目が合って、
とても嬉しい気持ちになりました。
その一目ぼれからきょうまで、絵を描く自分の傍らには
ずっと中村氏の絵の存在があった気がしています。
シンプルで、それでいて色気を感じるラインに、
これまたドキッとする様な、シンプルで、
それでいて攻めを感じる色の置き方、構図、モチーフ。
可愛らしい女の子がただそこにいる、
かっこいい色使いがされている、
珍しいものを並べてある、
頑張って描けるだけ描く、
それだけがイラストではないことを、
僕の描くものにいつも中村氏の絵が説いていた様な気がしています。
そんな作品が実に170点余り、
一気に僕に押し寄せて来て、
本当に遠い気持ちになった、
そんな作品集です。
粋。
そんな感想です。
…こんな風に、
楽しく絵を描きたい。
憧れているからこそ、
その2番手になるための教科書ではなくて、
新しいものを作っていくための1冊に、
この「Blue」をしなくちゃいけないですね。
これからも、憧れと嫉妬、尊敬の意を持って、
中村氏の世界を追いかけたいと思います。
ううう、燃えてきた!
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