ただいま。
なんだかさっそく疲れをかんじますが、
追って話をさせて頂くと、
えーと、ですね…
昨日は少々風の強い日でしたが、
無事に時間通り、家を出ました。
高速道路の脇でせわしなく揺れる楓の木を見て、
「今日寒いんか」と1枚余計に羽織るパーカー。
予定の時刻になっても来ないバスを待ちながら、
高速道路を通り過ぎる車の瞬間移動加減をカメラで撮影する、
暇を持て余した遊びをしていると、
10分くらい遅れて、バスは到着するのでした。
揺られること3分程、さっそく買ったばっかりの
ボールペンとスケッチブックを鞄から取り出して、ラクガキを。
時々来るバスの揺れで偶然出来るへんてこな線が好きで、
ただ絵を描くことにしか集中出来ない車中が好きで、
だからバスの中でラクガキをするのが、好き。
閉ざされた空間で、それしか出来ないことを見つけられることは、
なんだかとても贅沢な気がする。
だから長距離移動の多い10月は、
沢山ラクガキをしようと企んでいる。
2時間程で、JR新宿駅前のバス停に到着。
昼食を済ませて、早速設営場所に向かう、
…前に、ホテルに荷物を預けるため、しばしの徒歩。
新宿駅の中(通称:ダンジョン=シンジュク)は、
何回か首都圏に通う中で、段々攻略方を見出してきたけれど、
やっぱり現地人の何倍かは、余計に歩いているはず。
東京自体もまだまだ暑くて、夏場は汗をかいてしまうのが悩み。
いや、聞けばいいんだけどね、人に。
見ればいいんだけどね、表示を。
結構歩いちゃうのよ、無駄に。
そうして、荷物を預け終わって、
いつもながに、辛くも「ケイオウライン」を発見して、
ようやく目的の都、「シモキタザワ」に向かった後、
会場までの道をど忘れしていることに気付いて、担当の方に電話。
そこでも迷って、何度か電話をしながら、
「ミナミグチ」と「ギョウザノオウショウ」の間を行ったり、来たり。
何度目かの電話の後、ようやく
伝説の目印「フクヤサン」を発見し、ターンライト。
会場にたどり着きました。
…へへへ、ここまでは初めてのおつかい的な、あの気分ですよ、
ただ、前にもいっぺん行っている場所なので、
賢さはそれ以下のレベルで、ですが。
到着後は、ひたすら設営準備。
担当の方や会場の関係者の方を中心にご教授頂きながら、
ポジションの決め方や設営スタイル、使用道具を知っていきます。
設営の最中、約束していた友人方との時間を過ぎるも、
何とも不思議な空気感を持った女性に呼び止められ、一時作業すら中段。
ふんわりした空気の中、
「ガラス」と「10個の音階」という謎のフレーズだけが頭に残った
お話を彼女として、お別れ。
個展開催前にも関わらず、書籍をご購入頂いて、
サインまでしてしまったので、結果僕の中で彼女は
「不思議系ありがたい系お姉さん」という位置づけに。
お姉さん、ありがとうございました。
もうちょっと初めての方とのお話を
しっかりした方がいいな、僕は。
…と、すごく感じました。
そうして、時間も押してようやく設営終了
(会場内の様子は、個展終了後にアップロードしますね)。
たんと待たせてしまった友人方との再会は嬉しく、
楽しいお酒を飲みに行こうと町を闊歩していると、
へんてこ兄さん_01にひたすら「自衛隊パブ」を誘われる伝説の状況へ。
都会に慣れた友人方に助けられながら、
これまたへんてこ兄さん_02との示談で多少お安くなった
居酒屋へ入り、楽しいお酒が飲めた次第です。
沢山の方との繋がりを持つ友人に、
快く自分を語って下さった友人。
すごく有意義な時間でした。
因みにへんてこ兄さん_01には帰り際にも例のパブへの勧誘を食らうのです。
…なんだよ、「自衛隊パブ」って。
その後、ホテルに帰る途中、
眩しいくらいのエメラルドグリーンTシャツを身に纏った
黒人の方に「エクスキューズ・ミー」と声をかけられた。
彼はどうやら「マルノウチ・サブウェイサイン」を探しているらしく、
大体の方向しか分からない僕は必死に
「アッチ、アッチ、Acchi…(たぶん)!」と指を指すだけで、
何ともむずがゆい思いを。
「アリガトウゴザイマシタ」と笑顔で去っていくその人に
「ソーリー」としか言えない僕は、多分弱者。
ホテルに到着し、その日は就寝。
今日になって、
会場に向かうと、
今回、担当し描かせて頂いた関係書物のキャラクターの
立体物を作って下さったという方と、入り口でばったり。
自分の作ったキャラクターが
素敵なアレンジをされているのに感動して、思わずシャッター。
後でよく見て分かったのだけれど、
このキャラの横顔が僕のエスキースにそっくりで、
ハートにぐっときた瞬間でした。
その後、開始時間になると、
平日にも関わらず、旧友の方がさっそく遊びにいらして下さいました。
中でも大学生時、同じゼミで研究していた
紅一点のメンバーからは、素敵なお花を。
久しぶりの再開を、とても喜んだ時間でした。
その後はゆっくりした時間を、
会場の担当者の方と談笑させて頂きながら、
本当に久しぶりにまったり過ごさせて頂きました。
ですが、普段お話出来ない方とのお話は
やっぱり刺激的で、ラクガキをする手もとてもスムーズに動いていました。
帰りのバスの中では、行きで描いたラクガキに加筆。
無意識の内に、ボールペンで描き込みをしていて、
気付いたら1枚の絵になりそうなので、
この絵はもう少し加筆して、どうにかどこかで公開する予定。
移動中は本当に、無になって頭の中が整理できて、すきだなぁ。
…と、ざっとですが、こんな感じになります。
こんな感じの2日間でした。
再会込みの、色んな方への出会いがあって、
経験が出来て、良かった、良かった。
会期中はあと2回、会場へ足を運ばせていただきますので、
もし、お会い出来る方がいらっしゃったら、
よろしくお願いします。
そうして、慌しく次の準備に入ります。
次は、約束の地「イシカワ」への旅への準備と、
目的の都、「シモキタザワ」編の第二段です。
こうごきたい。
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