(バーチャルばーちゃんの旅日記10より続き)
ホテルに入るとすぐに、ベッドの上から
ソレっぽい「折鶴」ちゃんが迎えてくれました。
…なんという金沢。
そういえば、トビラも金です。
…さすが金沢、なんという無駄な贅沢。
…朝、起きてすぐに準備。
バスに揺られること数十分、母校の大学へ。
途中の通いなれた道は、5年前と変わりなく。
母校の大学は、末町という山の上にある。
地元(金沢市)の人間も、めったなことじゃ行かない、いわば秘境
(そういや写真を撮るのを忘れたので、学生時代の写メで失礼します)。
ここで、夜遅くまで3DCGソフトと戦っていたり、
漫画研究会を2年で止めたり、
お昼は学食の温泉タマゴon theカレーばっかりだったり、
あの子とああだったり、
その子とアイツがどうだったり…、がフラッシュバック。
懐かしいぜ、GAKUIN Uni.。
大学到着後、首からぶら下げる名札的カード、
いわゆる「首パス」を受け取って、さっそく講義会場へ。
まずは、1年生の皆さんが
プログラミングの講義を受けていらっしゃる教室へお邪魔し、
自己紹介。
当たり前のことだけど、彼らは僕の存在を知らない。
一斉に向けられる「おまえだれや」的目ビームは、
ある程度予想はしていたけれど、
大学1年生という彼らが持つ独特の空気も相まって、
僕の顔面は、赤色へと。
…いやあ、なかなか強烈でした。
その後、本番の講義へ。
こちらは自分のペースで進められて、
講義させて頂いた立場からしても、
なかなか楽しく皆さんとお話出来たように思います。
内容はあまり話せませんが、
普段の自分のアプリケーションや、デバイスの使用法や、
ざっくばらんな雑談など。
僕なんかより、はるかに絵の達者そうな学生の皆さんから、
いい刺激を受けて、教室を後にしました。
学生の皆さんは、その技術や知識を抜きに考えると、
とてもハイセンスだと思う。
「新しい時代」そのもの。
社会人になった(なってしまった、と表現した方がいいのでしょうか)人間と、
目が明らかに違うのを感じました。
彼らは、彼らが思う以上に可能性に満ちていることを、
この立場から、彼らが取り組む姿勢とか、
作っていらっしゃるものから感じることが出来て、
それは幸せでした。
何より、今の学生さん達、マジメ。
拙い話術で必死に講義させて頂いた僕の話に耳を傾けて下さる感じ、
出させて頂いた課題を、きちんと提出して下さる感じ、
僕の学生の頃には、あまりなかった「きちんとした」風が吹いていましたよ。
そういえば課題の提出時、
「この講義に関係ないことでもいいから、
何かありましたら、(提出)メールに添えて下さい」と
伝えたところ、送られてきたメールには、
『手、大丈夫ですか?』
『手の怪我大事にして下さい』の文章が。
僕がいつも作業時にしている
手の汗を防ぐ用の手袋、それを講義の間も装着していたため、
察した学生さんが腱鞘炎と勘違いしてしまった、
ということでしょう。
「ち、ち、違うんですよーこれはですね…」
という返信を4通くらいして、誤解は解決。
終了後、課題を出し、少し雑談をし、学校を後に。
帰り際、某コーヒーショップでコーヒーを。
金沢駅というのは、このコーヒーショップと、
今回お世話になっているホテル、
そしてもちろん駅が徒歩1分位の間にとても美しくまとまっていて
僕的には、最高の環境。
以前購入したタンブラーを片手に、今回だけで
3回も立ち寄ってしまいました。
お店のメニュー、一通り味わってみようかな…。
それと引き換え、帰り道の電車内は、ものすごい混みよう。
何でも台風が近づき、いつもより乗客が増えていたとか。
この後分かることですが、
台風の影響で次の日、JR線が大分マヒしましたね。
そのことを考えると、移動が間に合ってよかった、よかった。
特に捕まる吊り輪もない状況で、2時間ほど揺られ
(ほんとにさ、地方の路線だから揺れるのよ)、
乗り継ぎをし、帰宅。
帰宅後、倒れこむように、就寝。
学生時代には感じなかったけれど、
「移動」は本当に体力を使うイベントです。
心身、共にね。
そして3日後、個展ラスト2日間に顔を出すため、再び東京へ(12へ続きます)。
…すみません。写真、全然撮れてない…。
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